守越環境エンジニアリング

排ガス処理の重要性

Importance

VOCsは、光化学オキシダント及び浮遊粒子状物質等の二次生成粒子の原因物質とされており、環境と人体に非常に有害。VOCsを排出する際には適切に処理する必要があります。弊社は吸着法、熱酸化法、生物法、複合法など様々な処理技術や設備をご提供可能です。

吸着法
繊維状活性炭による吸着回収

繊維状活性炭は吸脱着を頻繁に繰り返す濃縮機などの用途で使用されています。繊維系は数~20µm程度で、原料はフェノール、PAN、ピッチ、レーヨン系などがあります。

粒状活性炭による吸着回収

粒状活性炭は数多くの方面で使用されています。装置に組み込むときは、圧力損失が大きくなり過ぎないためと、活性炭が擦れて生じる粉が飛ばないようにするために、一般的には線速度0.5m/s以下で使用されます。

生物法
微生物の新陳代謝による処理

VOCs含有ガスを生物充填層に通して微生物の新陳代謝によってVOCs成分を分解します。

熱酸化法
蓄熱式燃焼による処理技術
 (RTO/RCO)

高温酸化(>760℃)または触媒(300-400℃)を利用し、有機排ガスを分解します。排ガス濃度が自己熱運転濃度より高い場合、熱エネルギーを再利用することで余分な熱量を回収し、コストの削減が可能です。

触媒酸化による処理技術

触媒酸化による処理技術では350~450℃でVOCを酸化することが可能なため、補助燃料コストを低減することができます。また、低温燃焼のため、窒素酸化物の発生も少なくなります。

  • VOCsの浄化率が高い

  • トラブルが少なく安全性が高い

複合法
ゼオライト濃縮+触媒酸化による処理

ゼオライトで低濃度の有機溶剤を含む排ガスを連続して濃縮し、小風量、高濃度のVOCsに転化した後、触媒酸化で濃縮ガスを処理します。

ゼオライト濃縮+蓄熱式燃焼による処理(RTO/RCO/TO/CO)

大風量、低濃度のVOCsに対して、ゼオライト回転輪による吸着濃縮を行い小風量、高濃度のVOCsに転化します。小風量、高濃度のVOCsを含んだ排ガスは燃焼装置で処理します。

〈ゼオライト濃縮装置見取り図〉

〈RTO原理図〉

  • VOCsの浄化率が高い

  • 日本製の機材を使用

  • 低コストで運用可能

  • 遠隔モニタリングが可能

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